ゼノブレイドを攻略した男が語る感想・評価(NintendoSwitch)

ゲーム
画像出典:ゼノブレイド

ゼノブレイドを攻略した男が語る感想・評価

悲しみの果てに、未来はあるのか?
出典:ゼノブレイド

評価

RPG界隈屈指の名作 初心者にはもちろん、幅広い層におすすめ

制作

モノリスソフト

特徴

硬派なシナリオ 不条理な世界 幻想的なフィールド 独特な戦闘システム

対応ハード

NintendoSwitch

あらすじ・感想

ここではXenobladeのリメイク、Xenoblade-Definitive Edition-について語っていく。
ゼノブレイドは元々Wiiや3DSで発売されていた作品で、2020年にリメイク版の本作品が発売となった。
追加ストーリーもあるので未プレイの人はもちろん、原作既プレイの人達にもおすすめしたい。追加のシナリオ、かなりいいぞ。

ゼノブレイドをプレイした事はなくても、スマブラに主人公のシュルクが参戦しているのでそちらで知っている人は多いのでは無いだろうか?
ストーリーを知らない人でも安心して読めるよう、極力ネタバレ無しで語らせてもらおう。

世界観やあらすじ

最初にざっくり世界観から触れていく。
まず大切なのは2柱の神の存在。巨神と機神。
元々空と海しかない世界で、最初に誕生したのがこの2柱の神。神はお互いの存在を賭けて争ったんだけど、結果は引き分け。世界には空と海、そして2つの神の骸だけが残った。

たぶん知らない人が聞いてもイメージ難しいと思うし、なんで神同士争ったの?とかそもそもどうやって誕生したの?みたいな疑問が残ると思う。でもまずは一旦そのまま受け入れよう。残った疑問は全てストーリー後半で回収してくれるから安心してプレイしてほしい。
とりあえず最初は神様同士戦ったけど引き分けでしたってところ。

で、空と海と骸しか無いこの世界。
神々の戦いから長い時間が経ち、やがてその骸に残ったエネルギーから小さな命が芽生え始める。
小さな生命は骸の上で営み、育む。次第に生態系は発展していき、それぞれ巨神界・機神界って呼ばれるようになる。

巨神界では人型の生命体「ホムス」や原生生物等の有機生命体が生息している一方、機神界にはその名の通り機械生命体が暮らしている。
お互いに長い時をかけて発展してきたのだが、所詮は種族の違うお隣さん。いつしか再び争いを始めてしまう。

そして神々の戦いから幾星霜の時を経た現在。
機神界からの侵略を受け窮地に瀕している巨神界。巨人の亡骸の下層にある小さな集落、「コロニー9」から物語は始まっていく。

キャラはどんな感じ?

このコロニーでは主人公のシュルク、親友のライン、幼なじみのフィオルン、フィオルンの兄でありホムスの英雄ダンバンが暮らしいている。

物語が始まる約1年前、機神界による大きな侵略戦争があった。その際に「モナド」なる剣を振るい、機神兵を退けたのがフィオルンの兄であるダンバン。故にホムスの英雄と呼ばれている。
機神兵に甚大な被害をもたらす程の剣、モナド。
その全貌は謎に包まれており、何故これほど強力なのか? いつから存在しているのか? どうやって作られたのか? 全てが謎。その機神兵をも退ける強大すぎる力は、次第に使い手であるダンバンの身を蝕む。
結果として戦いには勝ったものの、ダンバンは利き腕を損傷。1年経った今でも剣を振れないどころか、食事をするのも精一杯。
序盤から中々ハードな展開ぶち込んでくるよね。ゼノブレイドに隙を見せてはいけない(戒め)

主人公のシュルクは親友 ラインと共にコロニー9の防衛班に所属している。
1年前の大戦は巨神界・機神界ともに大きな痛手を残したが、未だに侵略の脅威が去った訳では無い。
シュルクはいつか来るであろう次の侵略に備え、謎の剣モナドの解明に励む日々。
そして1話目からぶち込んでくるコロニー9への侵略。ゼノブレイドに隙を見せてはいけない(戒め)

序盤であまりハマらなかった人もとりあえず1話終了まではプレイしてほしい。きっとその先が気になって仕方なくなる。
そしてなるべくなら公式サイトすらも見ずにプレイするとこを強く推奨したい。
確実にその方が面白い、楽しめる。
私は前情報を何も入れずにプレイしたので結果として大満足。まさか1話目からここまでメンタル持っていかれるとは思わなかった。

シナリオはどうなの?

物語の全体像としてはかなりスケールが大きい印象を感じたかな。物語が広がるおかげで冒険するフィールドも多いし、それに連なるサブクエスト等もかなり豊富。初見プレイでやり込んでいくと間違いなく100時間ルート確定。ゼノブレイド2と合わせれば200-300時間遊べるぞ。やったね。

んでそのスケールの大きい物語は何を目的として進んでいくのかって話。「復讐」なんです。うーん、重てぇ。
コロニー9を襲撃された事に対する復讐なのか、今まで機神兵に蹂躙されてきた歴史に対する復讐なのか、それともシュルクの中に燻る思いがあったのか。その辺は是非プレイして確かめてほしい。
個人的にはかなり好きなシナリオ。キャラクターそれぞれが個性的かつ、わかりやすい。内面的な部分の掘り下げも丁寧でしっかり感情移入できる。まさにRPGのお手本。
これでいいんだよ、これで。

戦闘とかは?

最後にこのゲームの重要な部分である戦闘システムについて少し触れておく。
数あるゲームの中でもけっこう独特なシステム。
戦闘自体はリアルタイムで進んでいき、通常攻撃は敵に近づけば自動で行ってくれる。
パーティ内から3人参加でき、キャラクターはそれぞれ「アーツ」という技を使える。
このアーツが中々難しい。クールタイムの管理や、背面特攻・側面特攻などの位置取り、カウンター系もあればヘイト管理をするアーツなど様々な種類がある。
ただただアーツをぶっぱなして戦うだけでは中々勝てないのが面白いところ。
その他に特徴的な部分として、アーツの中に「崩し」「転倒」「気絶」の属性を持つものが存在する。順番に決めると大きな隙を作ることができ、戦闘の幅が格段に広がる。
アーツさえセットしておけば状況に応じて使用してくれるので、プレイヤーは味方のアーツ状況を把握しながら崩しをするのが安定する。これ覚えると格上相手にも勝てるようになるから覚えておくと良い。まっじで楽しくなる。

追加ストーリーあるってマ?

原作には無かった追加シナリオは10時間前後あれば攻略できるくらいのボリューム。本編終わった後サクッと余韻に浸りながらやるのに丁度いい。
後日談的な位置付けになると思うんだけど、本編を邪魔しないよう構成されており、尚且つ気になる点を綺麗に締められているのでかなりいい塩梅。
個人的には推しキャラがメインだったので尚更Goodでございました。
ゼノブレイド、ナイスです。

ゼノブレイド2の記事はこちら

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