ゼノブレイド2を攻略した男が語る感想・評価
行こう、楽園へ!引用:ゼノブレイド2
評価
王道。 神ゲー。 幅広い層にオススメしたい。
特徴
凝った世界観 幻想的なフィールド 綺麗なグラフィック わかりやすい少年主人公 可愛く魅力的なヒロイン 王道ながら深いシナリオ 前作未プレイでも大丈夫 既プレイなら尚良し
対応ハード
NintendoSwitch
あらすじ・感想
今更紹介してもって感じの言わずと知れた神ゲー。 まさかのスマブラ参戦に衝撃が走った記憶も新しいだろう。
個人的に大好きな作品なので、あらすじを交えながら感想を語らせて欲しい。
まず前提知識として1つ。 この作品はゼノブレイド2とナンバリングされているが、ストーリー自体は独立したものなので前作 ゼノブレイド を未プレイでも問題なく楽しめる。
楽しめるが、一部、本当に一部分だけ世界観を共有している所があるのでゼノブレイドをプレイしておいて損は無い。 1-2の順でプレイすると合点がいくシーンも2だけだとこの伏線って何だ? ってなってしまうのでかなりもったいない。 もちろん2を終えて気になったので1という順でプレイするのも全然有り。 2だけ、1だけでなくなるべく両方プレイすることを推奨したい。
さて、物語の舞台は「アルスト」。
はるか昔から世界の中心にそびえ立つ「世界樹」と呼ばれる物が存在するだけで、その他には何も無い。見渡す限り一面に真っ白な雲海が広がるだけ。
は?それじゃ陸地が無いのに生物はどうやって暮らしてるの?って話になってくるんだけど、その答えは「巨神獣(アルス)」っていう存在にある。
このアルスっていう生命体、巨神獣って書くだけあってとんでもなくでかい。めちゃくちゃでかい。たぶん想像の10倍はでかい。超巨大生物。
普段アルスは雲海を回遊していて、人間やその他の生物はこのアルスの上で生活してるんだよね。イメージが湧きづらいと思うけど、1匹のアルスに1つの国が築かれて、その周りの自然環境に原生生物達が暮らしてるって感じ。
実際にプレイすればわかるんだけど、この広大なフィールドを駆け回るのがまじで楽しいしわくわくする。それぞれのアルスにも環境に特色があったりして、その中で依頼をこなしたり、素材を見付けたり、危険な原生生物を討伐したり、時には 秘境 って呼ばれる絶景スポットを見付けたり、とにかく時間が溶ける。何なら時間帯によって地形が変わったりして行ける所が増えたりもする。はい神ゲー。
そしてこのアルストで冒険を繰り広げる主人公はレックスっていう少年。普段は雲海に潜って、沈んでいた物資やお宝を引き揚げる「サルベージャー」っていう仕事をしている。歳の割に腕はそれなりで、仕事の評判も良い。
物心つく前に両親を亡くしたレックスだったが村のみんなのおかげで真っ直ぐ育ち、現在は故郷の村を離れて、育ての親である「じっちゃん」と共に生活している。
そんなレックスに1つの転機が訪れる。普段出入りしている商会からサルベージの腕を買われ、名指しで依頼が来たのだ。内容は沈没船からの物資引き揚げ。この依頼を通して、物語の重要人物ホムラや仲間のニアに出会うことになる。
そしてこの主要キャラを紹介するにあたって、この作品のちょっとややこしい特殊な世界観について触れておきたい。
それが「ブレイド」という生命体について。このブレイドとは、まあ平たく言ってしまうと自分にとって半身のような存在だ。これはネタバレでもなんでもないので安心して欲しいのだが、前述した重要人物のホムラはブレイドである。
ブレイドは「コアクリスタル」と呼ばれる物質を素にして特殊な誕生をするのだが、しっかりと命を持った紛れも無い1つの生物である。そしてこのブレイドの誕生に必要なのがコアクリスタルとの「同調」と呼ばれる現象。
どんなに優秀な人物でも、自分と同調できるコアクリスタルが無ければブレイドと出会えない。
そしてコアクリスタルとの同調に成功した人物は「ドライバー」と呼ばれ、ブレイドから力を授かる事ができる。
このドライバーとブレイドの関係性が本っ当に良いのよ。まじで尊い。てぇてぇ。
尊い という感情を履修していない方はこの作品で勉強しましょう。
レックス(ドライバー)にはホムラ(ブレイド)が居て、ニア(ドライバー)にはビャッコっていうブレイドがいる。いわば相棒みたいな存在よ。ドライバーが戦う時はブレイドが力を貸してくれるし、ブレイドはドライバーが近くに居ないと力を発揮できない。まさに一心同体って感じ。
この関係性を楽しむ事ができればより深く沼れる。カプ厨大歓喜の心をくすぐる罪深き設定。
メインキャラはいっぱい居るんだけど、とりあえず序盤で登場するホムラとニアについて語りたい。
純粋な心で冒険をスタートした少年たちはまず手始めにホムラの登場によって性癖をぶち壊されることだろう。あまりにも火力が高い。圧倒的正妻感。優しく包容力があり料理上手、おまけにでかい。まさに理想って雰囲気。これで落ちない男はいないでしょ。それとホムラにネコミミフード被せた天才には国民栄誉賞を受賞し讃えられる権利がある。強すぎる。
それともう1人、序盤から行動を共にするのがレックスと同年代くらいの少女 ニア。ニアはグーラ人っていう獣人の種族の女の子。強気。ちいさい。かわいい。ケモ耳最高。
そしてこのニアのブレイド、ビャッコとの関係性が素晴らしい。本当に長年連れ添った相棒って感じ。てかまじでビャッコが良い味してんのよ。紳士的もふもふ白毛玉。しかもめっちゃ有能。たまにポンコツなのもかわいい。
こんだけ魅力的なキャラが居て、他にどんなキャラクターと旅をするのか?気になるだろうけどプレイしてからのお楽しみよ。あまりにも気になりすぎる人は公式サイトへGo。
で、ここまでこの作品の素晴らしい点について語ってきたんだけど、じゃあこの物語の目的って何なの?ってお話を最後にしたい。
答えはホムラと共に「楽園」に行く事。終始一貫、徹頭徹尾これだけ。楽園ってのは世界樹の上にあるとされている豊穣の大地。よくあるおとぎ話みたいな存在よね。
この世界の大地であるアルスが年々減少してきており、生物の居場所が日に日に狭くなってきている。じゃあそれを解決する術が楽園にあるんじゃない?ってのがレックスの意見。
一方のホムラは 楽園が自分の故郷 だと言う。要するに故郷に帰りたいのだと。でもホムラってブレイドじゃん?コアクリスタルから生まれたのに故郷ってあるの? そもそも楽園て実在する? ってそこら辺の疑問はストーリーで明かされるから安心してほしい。
これだけ良い所を語っておいてなんだが、シナリオやシステムについては結構賛否両論ある。たしかに私も思うところはあった。ノリとかネタが寒い とか 展開、伏線回収が雑だ とか チュートリアルは復習させろ とか ガチャいらんやろ!とか まさにそれはそう!って部分もある。
でも個人的にはそれもひっくるめて大好き。私は終わり良ければ全て良し党の人間なので何も問題は無かった。
個人差あるだろうけど、私は大号泣でした。エンディング入る前からもうボロボロよ。良い締めだった。ありがとうゼノブレイド2って感じ。
ゼノブレイドの記事はこちら
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