うたわれるもの 二人の白皇 を履修したいけど前作の記憶無いよって人へ向けたやつvol1
さてさて、ついに2022年夏アニメにて うたわれるもの 二人の白皇 が放送開始しました。神。
前作から約10年の時を経ての完結。ファンからしたら待望の続編。
が、時間経ちすぎて偽りの仮面の事なぞなーんも覚えとらんって人、少なくないと思う。
しかもうたわれるもの(無印)の知識がある人なんてもっと少ないだろう。
そこで、うたわれるもの 二人の白皇 をより楽しく履修する為にうたわれるもの(無印)、偽りの仮面 2作品のあらすじとかキャラクターの解説とかをしていきたい。
別記事でもそれぞれの作品について語ってるけど、より「事前知識」というところに重点を置いて詳細にじっくり長々と語りたい。
ネタバレには注意されたし。
ちなみに筆者は3作品全て「ゲーム」でプレイ済み。アニメと多少齟齬がある点があるかもしれないけど、大筋は違わないと思うのでご了承。
ここではvol1として二人の白皇とより密接な前作 偽りの仮面 に関して触れていきたい。
偽りの仮面終了時のあらすじ
ざっくりと。
偽りの仮面終盤、帝からの命により、海の向こうの大陸「トゥスクル」への攻撃を開始。
ハク達はその支援を担いトゥスクルへ遠征。
その最中、ヤマトにおける神にも等しき存在だった帝が崩御。
帝の娘 皇女アンジュ、毒を盛られ重症。
ヤマトの双璧 右近衛大将オシュトル、皇女アンジュを連れて自らの故郷へ亡命中、追っ手との死闘の末、力尽きる
オシュトルの死を知っているのはその場に居たハク、従者のウルゥル・サラァナ、オシュトルの妹ネコネ。
「オシュトルの死」という大きな穴を空ける訳にはいかないと判断したハクはこの事実を秘匿、託された仮面を身に付け、自らがオシュトルとして生きていく決意をする。
ここで終わっちゃうんだよね。続き気になりすぎんだろ!
結論 ヤマトやばすぎ
やばいってかほぼ終わってる
ハクがオシュトルに変装してバレないの?無理じゃない?
たぶんアニメで履修した人の9割がこの疑問を持つと思う。
結論としては、「余程の事がなければまずバレない」
理由1つ目。
そもそもハクとオシュトルって見た目がかなり似てる。
アニメ版ではカットされてるエピソードなんだけど、原作には「オシュトルの留守に、ハクがオシュトルに変装してネコネを甘やかす」ってシーンがある。
あのブラコンのネコネですら騙せるハクの演技。他の人には余裕で通用する。
2つ目。
ウルゥル・サラァナによる認識阻害の術が掛かっていること。
作中で「鎖の巫女」と呼ばれるとんでもなく有能な双子巫女にかかれば朝飯前な案件。
唯一の違いは筋肉質or中肉中背って事くらいだけど、こんなもの直接見るとか触るとかしなきゃ確認できない。
よって、ハクの演技が「余程酷く崩れない」限り見破られる事は無い。
この辺アニメだと説明不足感あるよね。
偽りの仮面~二人の白皇へ残された伏線
帝が何故トゥスクル侵攻という強硬策を執ったのか?
帝を殺めてオシュトルを嵌めた犯人は誰なのか?その目的は?
クオンの正体とはなんなのか?
超常の力を引き出す仮面 アクルカ とは結局なんなのか?
細かいのも色々あると思うけど、ストーリーの根幹に関わってくる謎はこんな所。
しっかりと原作通り回収してくれると思うから楽しみだね。かなり期待。
ストーリーに関わってくる重要な設定や用語
オンヴィタイカヤン(大いなる父)
初めて聞いた人はなんのこっちゃわからん単語。頻出する重要ワード。
何を示すのかと言うと、答えは「旧人類」。今作では帝とハクの2人がこれにあたる。
はるか昔に世界を支配していた存在で、現在の人類「デコイ」の産みの親。
身体は弱いが高度な科学力を有している。
タタリ
作中に何度も登場する赤いスライムの様な不死の生物。
この生物の正体はオンヴィタイカヤンの成れの果て。つまるところ旧人類そのもの。
この正体について探ることは禁忌とされている。
デコイ
現在の人類。
特徴として獣のような耳、しっぽ、翼などを有する。
元々は旧人類の研究の産物。当時のハクや帝はこの研究を忌避していたが、ハクがコールドスリープ状態となり、他の旧人類も滅び、1人になってしまった帝が孤独に耐えかねて誕生、繁栄させた。
ウィツァルネミテア
なんのこっちゃ分からんけど重要なワードpart2
主にトゥスクルにて信仰されている神様。
ヤマトでも名は知られているが、あまり良いものとされておらず、悪魔や疫病神等の意味がある「禍日神(ヌグィソムカミ)」と呼ばれている。
何故トゥスクルでは信仰の対象、ヤマトでは腫れ物扱いと極端な差があるのかと言うと、ウィツァルネミテアの「願いを叶えてくれるが、それ相応の代償が必要」という二面性にある。
そう、例えば「永遠の命」を与える代わりに「姿と知性」を奪う…とか。
願いを叶えてくれるけど歪な結果をもたらす。
故にある所では信仰され、一方では忌避されるという形になっている。
アクルカ・アクルトゥルカ
アクルカは仮面。アクルトゥルカは仮面の適合者を指す。
アクルカは帝が「ある物」を参考に開発したもの。適合者にはとてつもない力をもたらす。
優秀な者や武功を残した者に帝より渡される。
現状ではオシュトル、ミカヅチ、ヴライ、ムネチカの4名がそれにあたる。
まとめ
かなり長ったらしく書いたけど、ここに書いてあることが把握出来れば何とか話にはついていける(はず)
作品自体は戦記ものっぽい雰囲気だけど、ジャンルはSFとか今風に表すなら転生モノっぽい感じがするね。
最近の作品みたいにテンポよく進むって感じじゃないし、設定凝ってるし、三部作もあるけっこう長めの作品だしって感じでかなり取っ付きづらいかもしれないけど、時間ある人は是非最初から追いかけてほしいね。
それだけ時間をかける価値のある作品だと思う。
vol2は偽りの仮面 キャラ解説
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