『白聖女と黒牧師』癒しの極地。これで“ 尊い”を学べ。(感想/レビュー)

『白聖女と黒牧師』癒しの極地。これで“ 尊い”を学べ。(感想/レビュー)

 

既刊10刊(2022.08月現在)

ありえん良い癒し系ラブコメ。

なんかもう疲れたーって時にはこの作品を手に取れ。
そこには尊さの教科書がある。

 

原作 和武はざの 氏

出版 講談社

連載 少年マガジンR

 

あらすじ&どんな作品?

超絶鈍感牧師 ローレンス と 可愛すぎな聖女 セシリア による日常系ラブコメ。

とある片田舎の教会を舞台に繰り広げられる、ローレンスとセシリアの無自覚いちゃいちゃを楽しむ作品。

尊さの過剰摂取には大変注意されたし。

後に登場する アベル と ヘーゼリッタ の関係も素晴らしいものなので要注目。

 

 

魅力的すぎるローレンスとセシリアの人物像

 

ひとつ屋根の下、暮らしを共にする2人。

2人とも本当に可愛くて癒されるので、まずはそのキャラクターについて。

ローレンス

過保護を極めし者。
紳士的な立ち振る舞いで、物腰柔らか、真面目、何事も丁寧というかなりの好青年。

自分に対する好意にとてつもなく鈍感で、その点ではよくセシリアを困らせている。

教会での仕事に加え、家事全般をこなす完璧超人。
センスが独特なのがたまにキズ。

動物が好きなのだが、体質のせいで動物が寄ってこないのが悩み。

 

セシリア

どこからともなくふらっと街にやって来て、路頭に迷っているところをローレンスに保護された聖女様。

街の人や子どもたちの前では清楚で綺麗な聖女様を演じているが、ローレンスと2人になると終わる。一生だらけてる。ポンコツかわいい。

生活スキル等も完全に終了しており、ローレンスが居ないとまじでやばい。ある意味相性が良いのかも?

ローレンスの事が本当に大好きで、時折アピールをしているが、それが届くことは無い。残念かわいい。

 

 

日常系ながらも、しっかりと練られた世界観

メインはもちろんほんわかとした2人の日常だが、ここに入ってくる「聖女」の要素がシリアス気味でめちゃくちゃ良い味だしてる。

この世界における「聖女」とは文字通り神聖な存在。
人々を「悪いもの」から守ったり、加護をつけたり、普通の人と一線を画した人たちを指す。

民衆が聖女を神聖視しすぎるあまり、「聖女様だから」「聖女様なら大丈夫」という外面だけの謎の信頼で塗り固める場合もあるらしい。

セシリアの住む街にはそういった風潮も無く、街の人々に暖かく見守られている。雰囲気良すぎ。
ローレンスも居るので安心安全。素晴らしい。

 

 

結局2人は付き合うの?

世の中には2種類の人間がいる。

「お互い好きなら付き合え、結婚しろ」派と、「絶妙な距離感で最後まで濁していけ、考察が捗る」派。

ちなみに私はどちらも大好物なので無敵の第3勢力です。

結論から言うと、どうなるかわからん。

だがしかし。
最新刊ではかなり良い雰囲気が醸し出されているので、気になる人は今すぐ読もう。

 

 

まとめ

ほんわかラブコメを求めている人は今すぐ読むべし。

小動物系のセシリアに癒されたい人は今すぐ読むべし。

不器用鈍感ローレンスにきゅんとしたい人は今すぐ読むべし。

絵が可愛いなーとかちょっとでも興味のある人は読んで損は無い。

ハイレベルな癒しをAlways提供してくれる。

それが白聖女と黒牧師。

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